coffee豆の焙煎・浅い深いで味が変わる

coffee生豆に熱を加えることで、コーヒーを淹れることができる状態に変化させる工程を、焙煎といいます。

焙煎って?

ごく簡単に言うと、coffee生豆を煎ることですが、やり方は、手網や手鍋等での手動から、本格的な焙煎機でやる方法まで様々です。

coffee生豆はそのままではコーヒーを淹れられません。
煎ることによって、熱でcoffee生豆の成分が変化(メイラード反応とかカラメル化)して、これがコーヒーの味わいを生み出します。

ちなみに、私は手鍋でゆるく焙煎しています。やり方はこちらの記事をご覧ください。

焙煎で何が変わるのか

さて、同じcoffee生豆を焙煎しても、度合い(焙煎が浅いか深いか)によって味わいが変わります。
一般的に、焙煎が浅ければ、酸味を感じやすく苦みが少ないすっきり系の味になり、焙煎が深ければ、苦みのある力強い味になります。

また、同じcoffee生豆を、同じ度合いまで焙煎しても、かける時間が長いか短かいかによって味わいが変わります。かける時間は主に火加減など熱の加え方によって変わります。

焙煎には一家言ある方が多く、「これが正しくて他は間違い。」なんてご意見があったり、そこまでいかなくても、凝りだすと際限がない世界です。
焙煎機にしても多種多様で、プロ用の大型機から、個人が家庭で使える小型のものまでありますし、熱源もガスあり電気あり、と様々です。
味わいを安定して再現するのが難しいので、中には火加減等をパソコンで管理して、常に同じように焙煎できるようにする機種もあります。

ただ、コーヒーの味わいを決める要素は、coffee生豆の良し悪しによるところが大きいので、実は、焙煎より、いかに良いcoffee生豆を使うか(高価な豆、とか、希少な豆、という意味ではないです)の方が大事なんです。

とは言え、焙煎は、やってみると楽しいです。
どの方法だと好みの味になるか、豆と火加減と焙煎度合い(浅煎りか深煎りか)の組み合わせを自由に試してみては如何でしょう。
安定性や再現性は低いかもしれませんが、いろいろな発見がありますよ。

焙煎の度合い

焙煎の度合いには、浅いほうから下記の名前がついています。
(なお、以下の画像は、撮影用にライトを近づけて撮った結果、実際より明るい目の色合いになっています。ご参考に、末尾にフレンチローストを自然光で撮った画像を掲載しています。)

ライトロースト:

最も焙煎が浅く、焼き色はベージュ色。
苦みが少なく豆本来の風味を感じやすいです。ただし、焙煎の難易度は高く、うまくいかないと、青臭さやえぐみが残ってしまいます。

シナモンロースト:

その名の通り、シナモン色になるまで焙煎したもの。
豆によっては果実のような酸味が強く感じられます。

ここまでが浅煎りです。

ミディアムロースト:

茶褐色になるまで焙煎。
アメリカンコーヒーに使用される焙煎度合いです。

ハイロースト:

ミディアムより少し焙煎を進めたもの。
一般的な焙煎度合い。

ここまでが中煎りです。

シティロースト:

これ以降が深煎りです。

最も標準的な焙煎度合いで、バランスが良いとされています。

フルシティロースト:

暗褐色。苦みが強くなってきます。

フレンチロースト:

こげ茶色。濃い苦みがあります。

イタリアンロースト:

黒に近い色。強い苦みがあります。


coffee生豆を買うと、お店が勧める焙煎度合いが記載されていることがありますし、お店の人に味わいの好みを伝えて、どんな焙煎度合いにすればいいのか聞いてみるのもいいですね。
また、まずはハイかシティで焙煎してみて、それから浅くしたり深くしたりして試してみるのも楽しいですよ。

手前味噌ですが、「coffee生豆」の記事では、それぞれの豆をシナモン、ハイ、フルシティの3つの度合いで焙煎してみて、その感想を書いていきますので、参考にしてみてください。

<参考>
写真の豆:ブラジル サントス №2 17/18
お店:松屋珈琲
https://www.rakuten.co.jp/matsuyacoffee/
生豆の画像と、イタリアンローストを自然光で撮った画像です。

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